月星座の調べ方|金星星座・火星星座も生年月日で分かる?時刻が要る星の見分け方【天庵】

月星座の調べ方をイメージした、銀色の虫めがねのレンズ越しに、夜空の三日月と二つの星がくっきり見えるイラスト

月星座の調べ方は、生まれた日付と時刻から、その瞬間に月がいた星座を確かめることです。金星星座や火星星座も、同じ手順で調べられます。

ただし、星によって必要な情報が違います。生年月日だけで決まる星もあれば、生まれた時刻や場所がないと決まらない星もあります。

はじめに、数字で見えてきたことを三つお伝えします。

  • 太陽・水星・金星・火星の4つは、どれも誕生日の95%以上で、日付を入れるだけで星座が1つに定まります
  • 月は43.9%の日で、生まれた日のうちに星座が移ります。時刻を前後1時間で知っていれば、決まらないのは3.7%です
  • アセンダントは、時刻を前後30分で知っていても、およそ2人に1人は1つに決まりません

天庵では、星座を調べる作業を「待ち合わせ場所を確かめること」にたとえています。動きが速い相手ほど、時刻まで決めないと会えないからです。

目次

調べる前に|星ごとに、必要な情報が違う

最初に、星ごとの動きの速さと、調べるのに必要な情報を表にしました。日付だけで決まらない日の割合は、天庵が1960〜2009年の毎日で数えた値です。

星1つの星座にいる日数の目安生年月日だけで決まらない日必要な情報
太陽29〜32日3.3%生年月日(境目の日は時刻も)
水星中央値19日(長いと70日)4.1%生年月日(境目の日は時刻も)
金星中央値25日(長いと126日)3.5%生年月日(境目の日は時刻も)
火星中央値45日(長いと235日)1.9%生年月日(境目の日は時刻も)
月平均約2.3日43.9%生年月日と時刻
アセンダント平均約2時間毎日(1日で12星座すべてが昇る)生年月日と時刻と場所

水星・金星・火星の日数に幅があるのは、逆行のためです。地球から見て星が逆向きに動く時期をはさむと、同じ星座に長くとどまります。くわしくは惑星の逆行とはで取り上げています。

動きが速い星ほど、時刻が要る

その日のうちに星座が変わるかどうかは、星の動きの速さで決まります。月は1日に13度ほど進むので、30度の星座を2日あまりで通り抜けます。

いっぽう太陽の歩みは、1日に1度ほどです。そのため、星座の境目の日をのぞけば、日付が分かれば十分です。

アセンダントは、東の地平線に昇っている星座です。地球が1日に1回まわるので、2時間ほどで次の星座へ移ります(くわしくはアセンダントとは)。

この数字の出し方

数えたのは、1960年の元日から2009年の大みそかまで、50年ぶんの毎日です。日本時間の0時と23時59分の星座を比べ、違っていた日を数えました。

位置の計算には、天庵がふだん使っている計算の仕組みを使いました。別の計算式でも数え直し、5つの星すべてで同じ日数になりました。

月が星座を移る時刻は、NASAの天体暦(JPL Horizons)とも照らし合わせました。2026年10月の2回の例で、差は1〜2分以内でした。

調べ方の手順|5つのステップ

ここからは、どの計算の道具を使っても通用する手順を紹介します。ホロスコープを作るサイトやアプリは多いので、手元で使いやすいものを選んでください。

ステップ1 生年月日・時刻・場所をそろえる

まず、生年月日を確かめます。生まれた時刻の記録は、母子手帳の出産の欄に残っている場合があります。

時刻が分からないときは、「朝だったと聞いた」など、分かる範囲の幅を書き留めておきましょう。この幅が、あとで月の候補を絞る手がかりになります。

場所は、生まれた市区町村まで分かれば十分です。アセンダントを調べるときにだけ使います。

ステップ2 時刻の基準と、場所の設定を確かめる

計算の道具に入力する前に、時刻がどの基準になっているかを確かめます。日本で生まれた方は、日本時間で入れるのが基本です。

道具によっては、世界時(イギリスの時刻)で入れる形のものもあります。日本時間は世界時より9時間進んでいるので、そのまま入れると9時間ずれます。

ステップ3 星の一覧を書き写す

結果が出たら、太陽・月・水星・金星・火星の星座を書き写します。時刻と場所を入れた方は、アセンダントも加えます。

円の図が読めなくても大丈夫です。たいていの道具は、星ごとの星座を一覧の表でも示してくれます。

ステップ4 その日のうちに星座が変わる星がないか確かめる

時刻が分からない方は、同じ日付で0時と23時59分の2回、計算してみてください。2回で星座が違う星は、候補が2つある星です。

2回とも同じ星座なら、その星は生年月日だけで決まっています。月以外の星は、ほとんどの方がこの場合にあたります。

ステップ5 候補が2つの星は、移った時刻と比べる

候補が2つの星は、何時何分に星座を移ったかを確かめます。時刻を少しずつ変えて計算すると、星座が切り替わる時刻が見つかります。

その時刻と、ステップ1で書き留めた生まれた時刻の幅を比べます。幅が切り替わりの時刻をまたいでいなければ、星座は1つに決まります。

月星座の調べ方|候補が2つ出たときの絞り方

月星座は、調べる星の中でいちばん時刻の影響を受けます。ここでは、時刻の分かり方ごとに、どれくらい決まるのかを数字で見ていきます。

時刻の分かり方で、決まる割合が大きく変わる

天庵では、1960〜2009年の中から無作為に5万の時点を選びました。そして、時刻を前後どれくらいの幅で知っていれば、月星座が1つに決まるかを数えました。

時刻の分かり方月星座が1つに決まらない割合
前後15分(母子手帳の時刻など)0.9%
前後30分1.8%
前後1時間3.7%
前後2時間7.2%
前後3時間(朝・昼・夜くらい)10.9%
前後6時間(午前か午後か)21.9%
時刻がまったく分からない43.9%(その日のうちに移る日)
時刻を知っている幅が前後15分から前後6時間まで広がるにつれて、月星座が1つに決まらない割合が0.9%から21.9%まで増えることを、入れ子の括弧で示した図

時刻が分からないと4割強の日で決まりませんが、「午前か午後か」だけでも約2割に下がります。少しの手がかりでも、聞いてみる価値はあります。

正午で調べた月星座は、平均10.9%が違う

時刻が分からないとき、多くの道具は正午で計算します。では、正午で出した月星座は、どれくらい本当の月星座と違うのでしょうか。

生まれた時間帯正午の月星座と違う割合
0時〜2時台19.2%
3時〜5時台14.1%
6時〜8時台8.4%
9時〜11時台3.0%
12時〜14時台2.5%
15時〜17時台7.5%
18時〜20時台13.8%
21時〜23時台18.9%
平均10.9%
24時間の時計の文字盤を8つの時間帯に分け、正午で調べた月星座が本当の月星座と違う割合を、真夜中に近いほど明るい色で示した図

お昼に近い生まれの方は、正午で調べてもほぼ外れません。真夜中に近い生まれの方ほど、5人に1人くらいの割合で違う星座になります。

候補が2つのままでも、読み方はある

時刻の手がかりがなく、候補が2つのままの方もいるはずです。その場合は、2つの月星座の両方を読んでみてください。

2つの候補は、必ずとなり合う星座です。それぞれの安心のしかたを並べて読むなら、月星座別の性格一覧が便利です。

月星座そのものの意味は月星座とは、太陽星座との組み合わせは太陽星座と月星座の組み合わせ144通りで読めます。

金星星座・火星星座・水星星座の調べ方

金星・火星・水星は、月よりずっとゆっくり動きます。生年月日さえ分かれば、ほとんどの方は1つに決まります。

3つとも、95%以上の日で生年月日だけで決まる

50年分の計算では、その日のうちに星座が変わる日は、水星4.1%・金星3.5%・火星1.9%でした。どれも、20日に1日もありません。

この数%の日に生まれた方だけ、ステップ4と5の確かめが必要です。それ以外の方は、時刻なしで計算した結果をそのまま使えます。

太陽星座から、見当をつけられる星もある

水星と金星の軌道は地球より内側にあり、空の上では太陽から大きく離れません。そのため、太陽星座からおおよその範囲が分かります。

星太陽星座から見た範囲くわしい記事
水星太陽と同じ星座か、その両隣水星星座の12タイプ
金星太陽と同じ星座か、前後2つまで金星星座の12タイプ
火星どの星座にも入りうる火星星座の12タイプ

調べた結果がこの範囲から外れていたら、入力した生年月日を見直す合図です。水星が太陽から3つ離れた星座に出ることは、ありません。

早見表で調べるときは、境目の日に気をつける

金星や火星は、生まれ年ごとの早見表で調べる方法もあります。早見表は、星が星座を移った日付を順に並べた表です。

50年間で、金星は636回、火星は344回、水星は743回、星座を移っていました。そのため、早見表は行の数が多くなります。

星座を移った当日に生まれた方は、早見表だけでは決まりません。その日だけは、ステップ5のように時刻で確かめてください。

アセンダントの調べ方|時刻と場所の両方が要る

アセンダントは、調べる星の中でいちばん時刻の正確さが求められます。東京で生まれたとして、時刻の幅ごとに決まらない割合を計算しました。

時刻の分かり方アセンダントが1つに決まらない割合
前後15分24.7%
前後30分49.6%
前後1時間89.8%
前後2時間100%

前後30分でも、およそ2人に1人は候補が2つ以上になります。母子手帳などに分単位の時刻がある方向けの星と考えてください。

同じ時刻の誕生でも、東京と札幌では緯度と経度が違うため、昇っている星座がずれることがあります。そのため、場所の入力も欠かせません。アセンダントを式に使うパート・オブ・フォーチュンも、時刻と場所がそろって初めて出せます。

時刻があいまいな人向けの考え方は、アセンダント星座別の第一印象の後半にあります。

月明かりが差す静かな夜の机の上で、砂時計の砂がさらさらと落ち、そばに小さな星の光が浮かぶ風景

よくある入れ間違い|時差の設定と海外生まれ

調べた結果が「思っていたのと違う」ときは、入力のどこかがずれていることがあります。中でも見落としやすいのが、時刻の基準です。

9時間ずれると、月星座は6人に1人が変わる

日本時間で入れるべきところを、世界時のまま入れた場合を考えます。生まれた時刻が9時間ずれた計算になります。

天庵の計算では、9時間ずれると、月星座が変わる人は16.5%でした。太陽は1.2%、金星は1.3%、火星は0.7%です。

月以外の星はほとんど変わらないので、気づきにくい間違いです。月星座だけが思ったのと違うときは、時刻の基準を見直してみてください。

海外で生まれた方は、現地の時刻と場所で

海外で生まれた方は、生まれた国の時刻と、その場所で入力します。日本時間に直して入れる必要はありません。

ただし、道具によって入力のしかたが違います。時刻がどの国の時刻として扱われるかを、画面の説明で確かめてください。

調べたら読みたい記事|星ごとの12タイプ

自分の星座が分かったら、星ごとの読み方の記事へ進んでください。天庵では、星ごとに12タイプの記事を用意しています。

調べた星分かること記事
月安心のしかた・気持ちの立て直し方月星座の12タイプ
金星好きの示し方・心地よいと感じるもの金星星座の12タイプ
火星動き出し方・怒りの出し方火星星座の12タイプ
水星話し方・考えのまとめ方水星星座の12タイプ
アセンダント第一印象・最初の動き方アセンダントの12タイプ
太陽×月表の顔と本音の組み合わせ太陽×月の144通り

星ごとの意味を先に知りたい方は、用語集の金星星座とは・火星星座とは・水星星座とはからどうぞ。

調べた星をまとめて描くと、ホロスコープという一枚の図になります。ホロスコープとはでは、星座の輪やハウスの線をたどる順番を説明しています。

よくある質問

Q. 出生時刻の記録がなくても、月星座はあきらめなくていいですか?

あきらめなくて大丈夫です。生まれた日の半分強(約56%)は、時刻がなくても月星座が1つに決まります。決まらない日でも、候補は2つにまで絞れます。

Q. 母子手帳に時刻がありません。ほかに手がかりはありますか?

家族に「朝だった」「夕方だった」と聞くだけでも役に立ちます。前後3時間の幅が分かれば、月星座が決まらないのは約1割です。

Q. 道具によって月星座が違って出ました。どちらが正しいですか?

まず、時刻の基準と、時刻なしのときの扱い(正午か0時か)を確かめてください。月が星座を移る時刻の近くに生まれた方は、設定の小さな違いで結果が分かれます。

Q. 金星星座と火星星座は、早見表だけで調べられますか?

ほとんどの方は調べられます。星が星座を移った当日に生まれた方だけ、時刻での確かめが必要です。

Q. 調べた星座が、太陽星座と同じでした。間違いですか?

間違いではありません。水星は太陽と同じ星座になりやすく、月や火星も同じ星座になる日があります。

まとめ|動きの速い星ほど、時刻まで確かめる

月星座の調べ方は、生年月日と時刻をそろえ、その日のうちに月が星座を移っていないかを確かめることが中心です。

  • 太陽・水星・金星・火星は、95%以上の日で生年月日だけで決まる
  • 月は43.9%の日で候補が2つ。時刻を前後1時間で知っていれば、決まらないのは3.7%
  • アセンダントには出生の時刻と土地が欠かせず、前後30分の幅でも約半分は決まらない
  • 結果がおかしいときは、時刻の基準(日本時間か世界時か)を見直す

星座の名前が分かったら、それは自分を読み解く材料が一つ増えたということです。どの読み方を自分のものにするかは、ご本人が決めることです。

西洋占星術の全体像から知りたい方は、星座・占星術の用語集から順に読んでみてください。

出典

計算の結果は、次の天文資料と突き合わせています(閲覧日:2026年10月14日)。

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