蟹座と射手座の相性は73点|「去年の今ごろ」と「来年の今ごろ」のあいだ【天庵】

蟹座と射手座の相性をイメージした、夜の岬で灯をともす白い灯台のイラスト。灯台のそばに蟹座、遠い左上の空に射手座の記号が光る

年の暮れにカレンダーを替えるとき、蟹座は古いほうを少し眺めてから片づけ、射手座は新しいほうを先にめくります。そんな二人が並んだときの蟹座と射手座の相性を、天庵式相性指数は73点と数えます。帯の名前は「成長型カップル」で、60点から74点までの幅です。

天庵の見立ては、「蟹座は『去年の今ごろ』と過ぎた日を話し、射手座は『来年の今ごろ』とまだ来ない日を話す二人です。どちらも二人の時間を大事にしているのに、見ている暦がずれると、思い出と夢が互いを置いていくように感じます。相手の向く日へ一つだけ問い返せば、続ける力の強いこの二人は、思い出も夢も一緒に増やしていけるでしょう」です。

はじめに二人の話す時制と73点の内訳を確かめ、そのあと、すれ違いやすい三つの会話と、つなぎ方を見ていきます。

目次

去年の今ごろと、来年の今ごろ|二人が見ている暦

よく聞くのは、「家でくつろぎたい蟹座と、外へ出かけたい射手座」という評です。「守りたい人と、自由でいたい人」と並べられることもあります。暮らしの好みが正反対だと見られがちです。

天庵は、この二人の違いを場所ではなく時間で読みます。蟹座が大事にするのは、二人で積み重ねてきた日々です。射手座が大事にするのは、二人でこれから見に行く景色です。場所よりも、話題がどの時制にあるかで、すれ違いが生まれやすいのです。

成長型カップルの帯は、課題を一つ越えるたびに結びつきが深まる段階として、天庵式相性指数の解説ページに置かれています。73点の二人にとっての課題は、二つの時制をつなぐことだと天庵は見ています。

※天庵式相性指数は、西洋占星術の要素を独自に数値化した指標です。実際の人間関係や相性を断定するものではありません。73という数字を、どんなふうに手元に置くかはお二人の自由です。

※この点数は、二人の星座の組み合わせだけで出した簡易版です。くわしい出し方は、天庵式相性指数のページで説明しています。

いて座の方向に、天の川銀河の中心|国立天文台の発表から

夜空のいて座の方向には、私たちの住む天の川銀河の中心があります。国立天文台は2022年、その中心にある巨大ブラックホール「いて座A*」の画像が初めて撮影されたと発表しました。

発表によると、このブラックホールは地球から約2万7000光年の距離にあります。撮影したのは、世界各地の電波望遠鏡を結んだ国際研究チームです。

空に見える星座のいて座と、占星術で使う射手座の区画は、同じものではありません。そのうえで、ここからは採点に使っていない話です。2万7000光年先を指す星座の名を持つ射手座は、遠い先へ目を向ける星座として語られてきました。足元の暮らしと積み重ねを見る蟹座とは、見る距離が違うと天庵は考えます。

73点を作る五本の軸|150度の二人に、蟹座が2点

軸が五本あり、どれも満点は20点。足し合わせた数が天庵式の相性の点です。蟹座と射手座は、12星座の輪で五つ離れた150度の組です。数え始めの合計は71点で、長期安定度に蟹座の2点が加わって73点になりました。ほかの四本は、数え始めの値のままです。

軸数え始めの値(150度・火と水)加減点
太陽星座の調和12なし12
月星座の共鳴14なし14
金星-火星の引力16なし16
コミュニケーション適合13なし13
長期安定度16蟹座 +218
合計71+273
蟹座と射手座の天庵式相性指数のレーダーチャート。太陽12点、月14点、金星-火星16点、会話13点、長期18点で合計73点
上の太陽は12点と控えめで、左上の長期は18点まで届きます

太陽星座の調和(12/20点)|同じ空でも、見る距離が違う

人生の大きな行き先を読むときに見るのが、太陽星座です。150度はアスペクトで「クインカンクス」と呼ばれ、エレメントも進むリズムも違う角度です。天庵式では12から数えます。

支配星が共通する150度の組だけは、太陽の軸に2点がのります。蟹座は月、射手座は木星が受け持つため、今回は対象外です。もう一つ、採点に入れていない違いがあります。季節の入り口を受け持つ活動宮の蟹座と、季節の終わりで形を変える柔軟宮の射手座です。

月星座の共鳴(14/20点)|思い出で落ち着く心、予定で晴れる心

月星座は、安心のしかたを映します。簡易版の14点は、お二人の実際の月を調べた値ではなく、火と水の組に置かれる値です。天庵式では、気持ちの量は近いのに温度が違う組と見ています。

この軸を動かす条件には、どれも当たりません。点数を離れて読むと、蟹座は思い出をなぞると心が落ち着き、射手座は楽しみな予定を一つ持つと心が晴れやすい人です。

金星-火星の引力(16/20点)|知らない景色を連れてくる人

恋の好みを金星星座、近づく勢いを火星星座が表すとされます。150度の組は16です。増減の条件に当たるものはありません。

点数とは別に読むと、蟹座は射手座が持ちこむ広い世界に、射手座は蟹座が守っている温かな日々に心を動かされやすいでしょう。互いに持っていない時間の使い方に、目が向く二人です。

コミュニケーション適合(13/20点)|「あのとき」が多い文、「今度」が多い文

言葉の選び方は水星星座が受け持ちます。違うエレメントの火と水は13で、この組にかかる増減はありません。

点数を離れて言えば、蟹座の話には「あのとき」「前に」が多く、射手座の話には「今度」「いつか」が多くなりがちです。同じ二人の話をしているのに、文の時制がそろわない。この13点は、その手ざわりに近い数字です。

長期安定度(18/20点)|積み重ねる力が、点を押し上げる

年月をかけて関係を形にする力です。火と水が組むと、この軸は16から始まります。蟹座がいると2点を足すのが天庵式の採点で、身内と暮らしを守り続ける星座と見ているためです。射手座の分の増減はなく、18点になります。

太陽の12点と長期の18点。五本の中でいちばん差のある二本です。向かう先は違っても、一緒に過ごした時間を大事にする力が、この組の大きな支えになります。

二人の話題が向く日

同じ話題でも、蟹座は過ぎた日から、射手座はまだ来ない日から話し始めやすい傾向があります。

話題蟹座がよく話すこと射手座がよく話すこと
週末の過ごし方前に行って楽しかった場所雑誌で見つけた初めての町
久しぶりの町前に二人で歩いた道のことそこから足をのばせる次の町
仕事これまで一緒に働いた人のこと次に挑戦したいこと
けんかのあと前にも同じことがあった、という記憶次からはこうしよう、という提案
家族子どものころの家の行事これからの暮らし方

蟹座の話は、二人の足元を確かめてくれます。射手座の話は、二人の先に窓を開けてくれます。どちらが欠けても、関係は少し窮屈になります。思い出を抱える蟹座の心と、遠くを見る射手座の心は、蟹座の性格とは?・射手座の性格とは?で一人ずつ追えます。

「あの日」と「いつか」がすれ違う三つの会話

時制のずれは、何気ない会話の中によく顔を出します。電車の窓、休日の夕方、日曜の朝。

懐かしい町を通る電車で、「来年の春は西へ」

休日の電車が、付き合い始めたころによく二人で歩いた町を通りかかりました。

蟹座「この駅、懐かしいね。角のたい焼き屋さん、まだあるかな」 射手座「あったね! そうだ、来年の春、もっと西の町を歩いてみない?」 蟹座「……今は、この町の話をもう少ししたかったな」 射手座「ごめん。電車に乗っていると、つい次の行き先を考えちゃって」

射手座は、懐かしい景色に気持ちが弾み、そのまま次の楽しみへ話が進みました。蟹座は、二人で歩いた日々をゆっくり思い出したかったのです。気持ちは同じ方向を向いているのに、話の時制がずれました。

こんなときは、蟹座のほうから射手座の夢へ、過ぎた日の手がかりを一つ渡せます。「西の町も、あのころみたいに歩いて回れるところがいいな」。思い出が次の旅の物差しになると、射手座も蟹座の話をもっと聞きたくなるでしょう。

「いつか、海の近くに住んでみたい」と言われた夜

休日の夕方、射手座が何気なく口にしました。

射手座「いつか、海の近くの町に住んでみたいな」 蟹座「……今の暮らし、気に入ってないの?」 射手座「気に入ってるよ。ただの夢の話」 蟹座「そっか。急に遠くへ行くのかと思った」

射手座にとって「いつか」は、楽しく思い描く遠い景色です。蟹座には、今の暮らしを手放す話のように聞こえることがあります。夢の話が、蟹座を少しだけ不安にさせました。

射手座は、夢を話すときに「二人で」と一言添えてみてください。「いつか二人で、海の近くに住めたらいいね」。蟹座は、置いていかれる不安なしに、一緒に景色を思い描けます。

二人で通った喫茶店と、射手座の新しい講座

射手座が、新しく始めた語学の講座に夢中になっています。

蟹座「最近、日曜の喫茶店、行かなくなったね」 射手座「講座が日曜の朝なんだ。終わったら、すごく楽しくて」 蟹座「楽しそうでうれしい。……あの店の窓際、好きだったんだけどな」 射手座「あの窓際の、どこが好きだった?」

射手座の世界が広がるのは、蟹座にとってもうれしいことです。それでも、二人で続けてきた習慣が消えると、蟹座は大事なものが一つなくなったように感じます。

この場面で助けになったのは、射手座が講座の話をいったん止めて、蟹座の「好きだった」に問いを一つ返したことです。答えが「日曜の朝の、のんびりした光」なら、別の形で残せるかもしれません。どう残すかは、蟹座の答えを聞いてから二人で考えれば足ります。

相手の向く日へ、一つだけ問い返す

三つの会話をつなぐと、一つの工夫が見えてきます。相手が話している日のほうへ、自分から一つだけ問いを返すことです。

蟹座「去年の秋、あの公園の紅葉がきれいだったね」 射手座「あの日の続きがあるなら、今度は何がしたい?」 蟹座「ベンチで温かいものを飲みながら、ゆっくり見たいな」 射手座「いいね。いつか、もっと北の紅葉も見てみたいんだ」 蟹座「それ、あの日『もっと赤いのが見たい』って言ってたのに似てるね」

射手座は、蟹座の「あの日」に、これからを問う一言を返しました。蟹座は、射手座の「いつか」に、過ぎた日の手がかりを一つ返しました。どちらも、相手の暦のほうへ一歩入っています。

思い出は、続きを聞かれると、もう一度味わえるものになります。夢は、過去の手がかりを渡されると、遠すぎない楽しみになります。どちらかが「あの日」や「いつか」を口にしたとき、もう一方が相手の向く日へ一問返す。それだけで、二人の暦は同じ一枚にそろっていきます。

蟹座と射手座の恋愛相性

恋の始まりは、射手座の明るい誘いが先に来ることが多いでしょう。蟹座は、少し時間をかけて心を開いていきます。射手座は蟹座の温かさに安らぎを覚え、蟹座は射手座といると知らない景色が見えることに胸を躍らせます。

射手座「この前の話、覚えてくれてたんだ」 蟹座「うん。行ってみたいって言ってた場所、調べておいたよ」

付き合いが深まると、蟹座は二人の思い出が増えていくことに、射手座は二人で行ける場所が増えていくことに喜びを感じます。どちらの喜びも、相手がいてこそのものです。思い出のアルバムと次の計画表を、同じ机の上に広げておく。そんな付き合い方が、この二人には合っています。

ここでの書き分けは星座の傾向で、性別や関係の形を問わず使えます。

蟹座と射手座の結婚相性|暮らしの年表を二人で書く

一緒に暮らすと、蟹座は家の中に積み重なる日々を、射手座は家の外へ広がるこれからを大切にします。長期安定度の18点は、その両方を一つの暮らしにまとめる力になります。

射手座「五年後くらいに、少し広い家に引っ越すのもいいね」 蟹座「いいね。でも、この部屋で過ごした五年も、ちゃんと覚えておきたいな」 射手座「じゃあ、引っ越すときは、この部屋の写真を一枚飾ろう」

二人で暮らしの年表を書いてみるのもおすすめです。上の段にこれまでの出来事を、下の段にこれからの計画を書きます。蟹座は上の段を、射手座は下の段を書くのが得意です。

引っ越し、転職、海外での暮らしのように、お金や生活が大きく動く決めごとは、占いで決めるものではありません。二人の家計と状況を並べて、話し合って選んでください。

新しい提案と、これまでの経緯|職場と友情の蟹座・射手座

職場では、射手座が新しい企画や取引先を見つけてきます。蟹座は、これまでの経緯や関わった人のことをよく覚えています。

射手座「この新しい方法、来月から試してみませんか」 蟹座「いいと思います。前に似たことをしたとき、先方が助かったと言っていました」

射手座の新しい提案に、蟹座が過去の手がかりを添える。そうすると、挑戦は無理なく前に進みます。ただ、射手座が先を急ぐと、これまで支えてくれた人への報告が抜けがちです。そこで蟹座の「あの人にも一言」が効いてきます。

友人どうしなら、射手座が新しい遊びを持ちこみ、蟹座が毎年の集まりを続ける。そうして、新しい楽しみと変わらない集まりが、同じ輪の中に並んでいきます。

質問と答え

Q. 太陽の軸が12点と低めなのに、合計が73点あるのはなぜですか?

150度の組は、太陽の軸を12から数えます。その代わり、金星-火星の引力が16点、長期安定度が蟹座の2点を足して18点です。向かう先は違っても、惹かれ合う軸と続ける軸に厚みがある組です。

Q. 家で過ごしたい人と出かけたい人では、やはり合わないのでしょうか?

くつろぎたい蟹座と、出かけたい射手座。暮らしの好みが正反対に見えるため、合わないと言われることもある組です。天庵は、二人のずれを場所ではなく、話題が向く日の違いと読みます。過ぎた日と来る日をつなぐ問いが一つあれば、合わないと感じる場面は減っていくはずです。

Q. 先の話をすると、相手が不安そうな顔をします

夢の話が、今の暮らしを変える話に聞こえているのかもしれません。「二人で」と一言添え、今の暮らしで好きなところも一緒に話すと、相手は安心して夢を聞けます。

Q. 思い出話に、うまく相づちが打てません

蟹座にとって思い出は、二人の関係を確かめる大切な手段です。気の利いた感想はいりません。「そのとき、どんな気持ちだった?」と一つ聞くだけで、蟹座は話してよかったと感じられます。先の話をしたくなったら、そのあとで十分です。

Q. 付き合いの早いうちに、二人で確かめておけることはありますか?

二人がそれぞれ大切にしている「あの日」と「いつか」を、一つずつ話しておくことです。相手が何を思い出として守り、何を夢として描いているかが分かると、すれ違いはずっと減ります。お二人の生年月日と時刻が分かれば、シナストリーで出生図を重ねて読むこともできます。

まとめ|過ぎた日と来る日を、一つの問いでつなぐ

  • すれ違いのもとは、話題がどの日を向くかのずれ。蟹座は「去年の今ごろ」を、射手座は「来年の今ごろ」を話しやすい
  • 150度の組の数え始めは71点。長期安定度に蟹座の2点が加わって73点。太陽12点と長期18点の差が大きい
  • 電車の窓から見た町、夢の話、新しい習慣。時制のずれは小さな会話に表れやすい
  • 相手の向く日へ一つだけ問い返す。思い出には続きを聞き、夢には過去の手がかりを渡すと、二人の暦はそろう

五つ離れた150度という角度で読み比べるなら、牡羊座と蠍座の相性と射手座と魚座の相性が手がかりです。射手座の夢の広げ方なら射手座と水瓶座の相性。蟹座が大事なものをどう抱えるかは、蟹座と水瓶座の相性、双子座と蟹座の相性にも描きました。「来年の今ごろ」が気になったら、蟹座の2027年運勢・射手座の2027年運勢ものぞいてみてください。射手座の莉子さんと蟹座の吉澤要人さんを、生年月日から出した個別版の点数で読んだ莉子と吉澤要人の相性もあります。同じく個別版の野村康太と上坂樹里の相性(78点)は、動き出す順番の違いを扱っています。池松壮亮さんと河合優実さんの相性は、蟹座と射手座のお二人を読んだ記事です。その記事の75点はプロフィールをもとにした参考の点数で、この記事の73点とは異なります。

ほかの組み合わせを探すなら12星座の相性一覧、星座の基本は12星座の性格、言葉の意味は用語集で確かめられます。思い出と夢をどんな配分で暮らしに置くかは、お二人が決めていくことです。蟹座のランキングでは、この組を7位として紹介しています。射手座の相手12組のうち、蟹座は7位に数えられます(射手座のランキング)。

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