金星と冥王星のアスペクトを調べる人の多くは、「好きが重すぎる角度なの?」と気にしています。答えは重さではなく、好きになったものへの思いの濃さと、続く長さの話です。
金星が教えてくれるのは、心が動く相手や物の好み、愛情の受け取り方です。冥王星は、時間をかけて奥へ奥へと深め、やがて形ごと変えていく星です。
天庵の見立ては、「金星と冥王星の角度は、好きになる数より、好きの濃さの目印。濃い思いほど、伝える順番と休ませ方が大事になる」です。
ここで取り上げる内容を、先に並べておきます。
- スクエアを中心に、恋愛での出方と、言葉にするときのコツ
- 0度・60度・120度・180度の、恋愛での読み方
- 持っている人はどれくらいいるのか(相互アスペクトの割合も)
- 生まれ年から引ける、金星と冥王星のスクエアの時期(1960〜2025年生まれ)
角度で読めるのは、自分の好きの表し方の傾向です。相手の本心や、恋の結末までは分かりません。
結論|好きの濃さが、5通りの形で表に出る
二つの星の開き具合から、「好き」がどんな濃さと形で外に出るかを読み取ります。
| 角度 | 名前 | 恋愛での出方 | 長く続けるコツ |
|---|---|---|---|
| 0度 | コンジャンクション | 好きになると、一つにまっすぐ打ち込む | 好き以外の時間も大切にする |
| 60度 | セクスタイル | 相手の魅力の奥まで見つけて伝える | 気づいた良さを言葉にする |
| 90度 | スクエア | 好きな気持ちが濃く、確かめたくなる | 確かめる前に、自分の希望を伝える |
| 120度 | トライン | 関係を少しずつ深め、長く育てる | 変化の時期を二人で話す |
| 180度 | オポジション | 相手の存在に強く惹きつけられる | 自分の好きなものも手放さない |
表のどれが上ということはなく、濃さの出し方が違うだけです。
なお、金星と冥王星のあいだに決まった角度がない人は62.6%で、むしろ多数派です。角度がなくても、深い愛情を持つ人はたくさんいます。
金星と冥王星のアスペクトの基本|好きの星×奥行きの星
アスペクトは、生まれたときの空の図(出生図)の上で、二つの星がつくる角度のことです。0度から180度まで、どんな種類があるかはアスペクトとはで見渡せます。
金星は「好き」の形、冥王星は「深まり」の形
金星は、好みや心地よさ、愛情の受け取り方を表します。恋愛だけでなく、好きな服や音楽、大切にしたい人間関係にも表れます。生まれたときの金星の星座で読む12タイプは、金星星座とはにあります。
太陽系のはるか外側をめぐる冥王星は、一周に約248年かかります。占星術では、表面より奥に目を向け、時間をかけて形を変えていく力として扱われます。
二つの星が角度をとる人は、好きになったものに、浅く広くより深く狭く関わる場面が増えやすくなります。
金星は1日に約1度、だから角度は生まれた日でほぼ決まる
金星が空を動く量は、天庵の計算で1日に平均約1度(1.04度)です。冥王星のほうは、一日の中ではほとんど止まって見えます。
そのため、角度が1日の途中で変わる日は多くありません。1960〜2009年の毎日で数えると、0時から24時まで判定が変わらない日は93.1%でした。
時刻を知らない人でも、多くは生年月日だけで判定できるということです。下の期間の一覧も、そのために作りました。
ずれをどこまで許すか
星座の名前がいくつ離れているかではなく、度数どうしの差で角度を決めます。90度ぴったりでなくても、前後の数度はスクエアに数えます。
この許容範囲をオーブと呼び、占い手ごとに幅が違います。天庵の角度の記事では、金星と火星のアスペクトの基準を使っています。合・スクエア・トライン・オポジションは前後8度、セクスタイルは6度、セミセクスタイルとクインカンクスは2度までです。
恋愛での金星と冥王星のスクエア|好きが濃い人の伝え方
検索の数がいちばん多いのが、90度のスクエアです。好きの気持ちと、深めたい気持ちが、直角にぶつかり合う形です。
好きになると、相手のすべてを知りたくなる
スクエアの人は、好きになった相手を深く理解したいと感じやすい傾向があります。表面だけの付き合いでは、物足りなさを感じることがあります。
相手の過去の恋や、大事にしている考え方まで知りたくなるのも、この角度らしさです。知りたい気持ちが強いのは、本気で向き合おうとしているからです。
ただ、知りたい気持ちが先に立つと、相手には問い詰められているように届くこともあります。濃い気持ちほど、伝える順番が大事になります。
すれ違いやすい場面と、言い換えの一言
たとえば、恋人が友人との予定を急に入れた夜です。「誰と行くの?何時に帰るの?」と、質問が続けて出てしまうことがあります。
本当に伝えたいのは、「一緒に過ごす時間を楽しみにしていた」という気持ちのはずです。それなら、質問より先に自分の希望を言葉にします。
「楽しんできてね。週末は二人の時間がほしいな」と言えば、確かめたい気持ちが希望の形で相手に届きます。
天庵は、スクエアを「好きが濃いぶん、確かめる前に希望を伝える角度」と読みます。濃さそのものは、長い関係を支える力です。
スクエアという角度全般の読み方は、スクエアとはで取り上げました。
「重い」「魔性」と言われる理由と、天庵の言い換え
「重い」「魔性」「色気」も、この角度と一緒によく検索される言葉です。どれも、好きの濃さが外から見えたときの呼び名です。
| よく言われる言い方 | 天庵の言い換え |
|---|---|
| 愛が重い | 一度決めた相手を大切にし続ける |
| 魔性の魅力 | 人を惹きつける、奥行きのある雰囲気 |
| 好き嫌いが激しい | 好みがはっきりしていて、ぶれにくい |
| 恋愛で極端になる | 関係を本物にしようと、真剣に向き合う |
| 一途すぎる | 時間をかけて信頼を深められる |
呼び方を変えれば、同じ性質が強みに映ります。自分を責める材料にせず、好きなものを長く大切にできる力として受け取ってください。
片思いのときは、気持ちを一人で育てすぎない
片思いのとき、スクエアの人は相手のことを長く考え続けることがあります。小さな出来事に、大きな意味を見つけたくなる時期です。
角度で、相手の気持ちが分かるわけではありません。考えが止まらないときは、一人で答えを決めず、相手と短い会話を重ねてみてください。
片思いを星座から読む方法は、片思いの相性にまとめています。
金星と冥王星のほかの角度|恋愛での出方
90度以外の4つの角度を、恋の場面に置いて読んでみます。ぴんと来たところだけ、拾ってもらえれば十分です。
0度(コンジャンクション・合)|好きになると、一つに打ち込む
二つの星がほぼ同じ度数に並ぶと、好きになった人や物事に、まっすぐ気持ちを注ぎます。趣味でも恋でも、のめり込むほど深く関わります。
打ち込める力は大きな魅力です。一方で、好きなこと以外の時間が少なくなりがちです。友人と会う日や、一人で過ごす日も予定に入れておくと、気持ちが長持ちします。
0度の組み合わせを天体ごとに比べるなら、コンジャンクションとはをどうぞ。
60度(セクスタイル)|相手の魅力の奥まで見つける
深める力が、やわらかく働く角度です。人の見えにくい良さに気づき、それを自然に伝えられます。
「その言い方、相手のことをよく考えているね」のように、具体的にほめられる人です。気づいた良さは、その場で一言にしてみてください。関係が深まるきっかけになります。
火と風、地と水を結ぶ60度の性格は、セクスタイルとはで説明しています。
120度(トライン)|関係を少しずつ深め、長く育てる
金星の好みと冥王星の奥行きが、自然に手を取り合う形です。急がずに信頼を積み重ね、年月とともに関係を深めていきます。
関係が変わる時期にも、慌てずに形を整え直せる人が多い組み合わせです。引っ越しや仕事の変化があったときは、二人のこれからを話す時間をとってみてください。
同じエレメントで結ばれる120度のしくみは、トラインとはで読めます。
180度(オポジション)|相手の存在に強く惹きつけられる
図の上で金星の正面に冥王星が来ると、自分にない強さを持つ人に、強く惹かれることがあります。
相手に合わせるうちに、自分の好きなものが後回しになる場面もあります。自分の趣味や友人との時間も大切にすると、二人の関係にも余裕が生まれます。
正反対の位置どうしが引き合う理由は、オポジションとはでひもといています。
金星と冥王星のアスペクトは珍しい?|持っている人の割合
「珍しいの?」と気になる人のために、1960年から2009年までの50年分を、1時間刻みで調べました。
| 角度 | 名前 | 持っている人の割合 |
|---|---|---|
| 0度 | コンジャンクション | 4.2% |
| 30度 | セミセクスタイル | 2.3% |
| 60度 | セクスタイル | 6.7% |
| 90度 | スクエア | 8.9% |
| 120度 | トライン | 8.9% |
| 150度 | クインカンクス | 2.0% |
| 180度 | オポジション | 4.4% |
| — | どの角度にも入らない | 62.6% |
合計がわずかに100%からずれるのは、端数を丸めたためです。

スクエアは11人に1人ほど、主な5つなら3人に1人
90度を持つのは8.9%、ざっと11人に1人です。0・60・90・120・180度の主要な5つまで広げると33.2%で、3人に1人にあたります。
強い角度と呼ばれる三つ(0・90・180度)だけなら17.6%です。厳しめの幅(6度・4度・1度)で数え直すと、主要な5つは24.5%、強い三つは13.4%でした。
珍しいとまでは言えませんが、誰もが持つ角度でもありません。持っている人にとっての大事な個性、と受け止めるのがちょうどよいでしょう。
相互アスペクトは、同じ世代の二人で約1割
お互いの金星が、相手の冥王星と角度を結ぶ形を「相互アスペクト」と呼ぶことがあります。二人分の図を重ね合わせるシナストリーの考え方です。
誕生日が3年以内しか離れていない二人で調べると、両方向とも主要な5角度に入る組は11.0%でした。強い三つどうしの組み合わせは3.1%です。
年の近い二人なら、冥王星の位置はほとんど変わりません。だから、相手の冥王星と結ぶ角度は、自分の図の中の角度と重なりやすいのです。誕生日の差が半年以内では、89.2%の組で一致しました。
割合で見ても、二人とも自分の図に角度を持つ組(10.9%)とほぼ同じです。十組に一組ほどの、少し珍しい組み合わせと言えます。
【生まれ年別】金星と冥王星がスクエアだった時期(1960〜2025年生まれ)
生年月日から引けるように、1960〜2025年のスクエアの時期を年ごとに並べました。今年(2026年)の分は、年が終わってから足します。判定の幅は90度の前後8度、日付は日本時間です。かっこの中は、その時期が続いた日数です。
| 生まれ年 | 金星と冥王星がスクエアだった時期 |
|---|---|
| 1960年 | 1月1日〜1月14日(14日)、5月25日〜6月7日(14日)、10月21日〜11月4日(15日) |
| 1961年 | 7月5日〜7月21日(17日)、12月7日〜12月19日(13日) |
| 1962年 | 4月28日〜5月11日(14日) |
| 1963年 | 1月11日〜1月27日(17日)、6月14日〜6月27日(14日)、11月10日〜11月23日(14日) |
| 1964年 | 4月8日〜4月25日(18日)、12月26日〜1965年1月8日(14日) |
| 1965年 | 5月17日〜5月30日(14日)、10月18日〜11月2日(16日) |
| 1966年 | 7月3日〜7月17日(15日)、11月30日〜12月13日(14日) |
| 1967年 | 4月23日〜5月7日(15日) |
| 1968年 | 1月14日〜1月27日(14日)、6月7日〜6月20日(14日)、11月3日〜11月17日(15日) |
| 1969年 | 7月21日〜8月4日(15日)、12月20日〜1970年1月2日(14日) |
| 1970年 | 5月12日〜5月25日(14日) |
| 1971年 | 1月29日〜2月12日(15日)、6月28日〜7月11日(14日)、11月24日〜12月7日(14日) |
| 1972年 | 4月28日〜6月26日(60日)、7月24日〜8月16日(24日) |
| 1973年 | 1月9日〜1月22日(14日)、6月1日〜6月14日(14日)、11月3日〜11月20日(18日) |
| 1974年 | 7月18日〜8月1日(15日)、12月14日〜12月27日(14日) |
| 1975年 | 5月9日〜5月23日(15日) |
| 1976年 | 1月29日〜2月11日(14日)、6月21日〜7月4日(14日)、11月19日〜12月2日(14日) |
| 1977年 | 8月6日〜8月20日(15日) |
| 1978年 | 1月4日〜1月16日(13日)、5月27日〜6月9日(14日) |
| 1979年 | 2月15日〜3月1日(15日)、7月13日〜7月26日(14日)、12月9日〜12月22日(14日) |
| 1980年 | 8月20日〜9月6日(18日) |
| 1981年 | 1月24日〜2月6日(14日)、6月16日〜6月29日(14日)、11月23日〜12月16日(24日) |
| 1982年 | 1月15日〜3月9日(54日)、8月3日〜8月16日(14日)、12月30日〜1983年1月12日(14日) |
| 1983年 | 5月27日〜6月11日(16日) |
| 1984年 | 2月14日〜2月27日(14日)、7月7日〜7月20日(14日)、12月5日〜12月19日(15日) |
| 1985年 | 8月23日〜9月6日(15日) |
| 1986年 | 1月20日〜2月1日(13日)、6月13日〜6月26日(14日) |
| 1987年 | 3月5日〜3月18日(14日)、7月29日〜8月12日(15日)、12月25日〜1988年1月8日(15日) |
| 1988年 | 9月10日〜9月25日(16日) |
| 1989年 | 2月9日〜2月22日(14日)、7月3日〜7月16日(14日) |
| 1990年 | 3月16日〜4月2日(18日)、8月20日〜9月2日(14日) |
| 1991年 | 1月15日〜1月28日(14日)、6月16日〜7月5日(20日)、8月28日〜10月1日(35日) |
| 1992年 | 3月2日〜3月15日(14日)、7月24日〜8月6日(14日)、12月23日〜1993年1月6日(15日) |
| 1993年 | 9月9日〜9月23日(15日) |
| 1994年 | 2月4日〜2月17日(14日)、6月30日〜7月14日(15日) |
| 1995年 | 3月22日〜4月4日(14日)、8月15日〜8月28日(14日) |
| 1996年 | 1月10日〜1月24日(15日)、9月28日〜10月12日(15日) |
| 1997年 | 2月25日〜3月10日(14日)、7月19日〜8月1日(14日) |
| 1998年 | 4月6日〜4月21日(16日)、9月5日〜9月18日(14日) |
| 1999年 | 1月30日〜2月12日(14日)、7月13日〜8月16日(35日)、10月8日〜10月27日(20日) |
| 2000年 | 3月17日〜3月30日(14日)、8月8日〜8月21日(14日) |
| 2001年 | 1月9日〜1月25日(17日)、9月25日〜10月8日(14日) |
| 2002年 | 2月19日〜3月4日(14日)、7月17日〜8月1日(16日) |
| 2003年 | 4月7日〜4月20日(14日)、8月30日〜9月12日(14日) |
| 2004年 | 1月26日〜2月8日(14日)、10月14日〜10月28日(15日) |
| 2005年 | 3月12日〜3月25日(14日)、8月4日〜8月17日(14日) |
| 2006年 | 4月23日〜5月7日(15日)、9月19日〜10月2日(14日) |
| 2007年 | 2月13日〜2月27日(15日)、10月29日〜11月14日(17日) |
| 2008年 | 4月1日〜4月13日(13日)、8月23日〜9月5日(14日) |
| 2009年 | 1月27日〜2月18日(23日)、3月21日〜5月15日(56日)、10月9日〜10月22日(14日) |
| 2010年 | 3月5日〜3月18日(14日)、8月2日〜8月18日(17日) |
| 2011年 | 4月21日〜5月4日(14日)、9月12日〜9月25日(14日) |
| 2012年 | 2月9日〜2月23日(15日)、10月28日〜11月10日(14日) |
| 2013年 | 3月25日〜4月7日(14日)、8月18日〜8月31日(14日) |
| 2014年 | 5月8日〜5月21日(14日)、10月2日〜10月15日(14日) |
| 2015年 | 2月26日〜3月12日(15日)、11月14日〜11月28日(15日) |
| 2016年 | 4月13日〜4月26日(14日)、9月5日〜9月18日(14日) |
| 2017年 | 2月21日〜3月14日(22日)、5月16日〜6月3日(19日)、10月22日〜11月3日(13日) |
| 2018年 | 3月17日〜3月30日(14日)、8月18日〜9月5日(19日)、11月7日〜11月27日(21日) |
| 2019年 | 5月3日〜5月16日(14日)、9月25日〜10月7日(13日) |
| 2020年 | 2月22日〜3月7日(15日)、11月9日〜11月22日(14日) |
| 2021年 | 4月6日〜4月19日(14日)、8月30日〜9月13日(15日) |
| 2022年 | 5月20日〜6月3日(15日)、10月14日〜10月27日(14日) |
| 2023年 | 3月10日〜3月23日(14日)、11月26日〜12月10日(15日) |
| 2024年 | 4月25日〜5月8日(14日)、9月16日〜9月29日(14日) |
| 2025年 | 6月2日〜6月17日(16日)、11月2日〜11月14日(13日) |
一覧の見方と、注意すること
一日のうち一瞬でも範囲に入った日は、時期に含めています。そのため、時期の初日と最終日に生まれた人は、時刻によっては外れます。
年をまたぐ期間は、始まった年の行に書いています。期間の長さは、ほとんどが13〜17日です。1960〜2009年の50年では、1年に1回の年が10年、2回が25年、3回が15年でした。
誕生日がどこかの時期に入っていれば、スクエアを持っている見込みが大きいと考えてください。ほかの角度は、後で紹介する計算で確かめられます。
逆行の年は、2か月近く続くこともある
地球から見た金星は、1年半ほどの間隔で、しばらく後戻りするように動きます。この見かけの後戻りが逆行で、その前後は空の同じあたりにぐずぐずととどまります。
その足踏みがスクエアの位置で起きた年は、時期がぐっと延びました。いちばん長いのは1972年の4月28日〜6月26日で、60日続きました。2009年は56日、1982年は54日です。
金星が後戻りして見える理由と、これから(2026・2027年)の時期は、逆行とはにあります。

一覧にない角度を計算で確かめる
スクエア以外の角度は、星の度数から自分で計算できます。
- 金星と冥王星の位置を「◯座◯度」の形で調べる
- 星座ごとの起点(牡羊座0度、牡牛座30度…魚座330度)を足し、一周360度の数に直す
- 大きいほうから小さいほうを引く。答えが180度を超えたら、360度との差にする
- 出た数が、0・30・60・90・120・150・180度の許容範囲のどれに入るか見る
実際にやってみます。1990年3月16日の朝10時すぎ、金星は水瓶座9.6度でした。冥王星は蠍座17.6度です。一周の数に直すと309.6度と227.6度になり、引くと82.0度。この時刻から、スクエアの範囲に入りました。
金星の星座と度数は、月星座・金星星座の調べ方の方法で出せます。冥王星は1年でほとんど動かないので、冥王星星座・天王星星座・海王星星座とはの生まれ年の表がおおよその目安になります。

Q&A|金星と冥王星の角度で迷いやすいこと
Q. 金星と冥王星がスクエアだと、恋愛で苦労しますか?
A. 恋の行く先を、一つの角度で言い当てることはできません。スクエアは好きの気持ちが濃い角度です。確かめる前に自分の希望を伝える習慣があれば、深い信頼を育てる力になります。
Q. 相互アスペクトの二人は、離れられない関係になりますか?
A. 一つの角度で、そこまでは言えません。同じ世代の二人なら、十組に一組ほどに見られる形です。惹かれ合う力のヒントにはなりますが、続けるかどうかを決めるのはお二人です。
Q. 金星と冥王星の相性は、どう読みますか?
A. 片方の金星と、もう片方の冥王星の開きを測ります。年が近ければ、それぞれの図の中の角度とほぼ同じ答えになります。好きになり方の型は、金星星座で見る恋愛の傾向もあわせて読むと立体的になります。
Q. 相互アスペクトを持たないカップルは、縁が薄いということ?
A. いいえ。相互アスペクトを持つ組は約1割で、持たない組のほうがずっと多数派です。惹かれ合う理由は、金星や月の星座、ほかの星の組み合わせからも読めます。
Q. 毎年の空で金星と冥王星が重なる時期は、恋に関係しますか?
A. 生まれ持った角度とは、分けて考えます。空の金星が冥王星と重なるのは、1年に1回ほどです。その年ごとの空の動きを読む手法は、トランジットとはで説明しました。
まとめ|濃い「好き」ほど、伝える順番が味方になる
- 金星は好みと愛情の受け取り方、冥王星は時間をかけて深める力を表す
- 金星は1日に約1度しか動かず、93.1%の日は生まれた日だけで判定が決まる
- スクエアは、好きが濃いぶん、確かめる前に希望を伝える角度
- 90度を持つ人は8.9%(約11人に1人)、主要な5角度なら33.2%
- 相互アスペクトは、同じ世代の二人で約1割に見られる
冥王星が月と組むと、気持ちの深さの話になります。読み比べるなら月と冥王星のアスペクトへ。占星術の言葉を五十音で探すなら、星座・占星術の用語集が便利です。
この記事は西洋占星術の一つの読み方です。性格や恋愛の行方を断定するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
出典
- オーブの幅が流派ごとに異なる点の参考:日本語版ウィキペディア「アスペクト (占星術)」
- 本文の「一周に約248年」は、NASA Science「Pluto: Facts」の公表値によります
- 計算例(1990年3月16日10時12分)は、NASA JPL「Horizons System」の暦とも一致
- 持っている人の割合、スクエアの時期の一覧、相互アスペクト:天庵が天体の位置から計算(条件は本文のとおり)


コメント