10天体の意味一覧|太陽から冥王星まで、何を表す星かと動く速さ、目的別の見方【天庵】

10天体の意味をイメージした、夜空に太陽から冥王星までの10の天体が光の粒となって並ぶイラスト

10天体の意味は、太陽=自分らしさ、月=気持ちのように、心の役割ごとに一言で表せます。ホロスコープ(生まれた瞬間の星の配置図)に並ぶ10個を、全部覚える必要はありません。知りたいことに合う星から読めば十分です。

目次

10天体の意味一覧|太陽から冥王星まで

天体一言1つの星座にいる期間(平均)どんな質問で見るか
☉ 太陽星座とは生きる向き・自分らしさ約30日自分は何を大事に生きたい?
☽ 月星座とは気持ち・安心のしかた約2.3日どんなときにほっとする?
☿ 水星星座とは話し方・考え方約30日なぜ話がかみ合わない?
♀︎ 金星星座とは好きなもの・愛し方約30日どんな人やものに惹かれる?
♂︎ 火星星座とは行動力・やる気の出し方約57日何に火がつく?どう動き出す?
♃ 木星星座とは広がり・のびしろ約1年どこで伸びやすい?
♄ 土星星座とは責任・積み重ね約2年半時間をかけて形にしたいことは?
♅ 天王星双子座とは変化・自分だけの発想約7年世代として何を変えたい?
♆ 海王星牡羊座とは想像・あこがれ約14年世代が思い描く理想は?
♇ 冥王星水瓶座とは根っこからの変化約21年世代で変わる土台は?

天王星から冥王星の3つは、いま入っている星座の記事につないでいます。

意味は統計ではなく、占星術で受け継がれてきた読み方です。速さや確率の数字は天庵の計算で、星座の位置はNASAの天体暦と照らしました。

「天体」とは?太陽と月も数え、地球は数えない理由

天文学で天体といえば、宇宙にある星や惑星、月などをまとめて指す言葉です。占星術で「10天体」と言うときは、ホロスコープで読む10個に絞った呼び名になります。

占星術が読むのは、地球から見た空の星の並びです。足もとの地球は数に入らず、空を動く太陽と月は入ります。

冥王星は、2006年に国際天文学連合が準惑星に分類し直しました(NASA)。占星術では今も10天体の一つです。表の記号の形や由来は、惑星記号の一覧で紹介しています。

動く速さの表|星座にいる期間は天体でこんなに違う

1回の通過で、その星座にいた時間の合計を数えました。逆行で出入りした分も足しています。

天体平均最短〜最長12星座の一巡り
太陽約30日29〜31日約1年
月約2.3日約2〜2.5日約27日
水星約30日14〜69日約1年
金星約30日24〜126日約1年
火星約57日38〜235日約2年
木星約1年約7か月半〜約13か月約12年
土星約2年半約2.1〜3年約29年
天王星約7年約6.2〜7.8年約84年
海王星約14年約13.3〜14年約165年
冥王星約21年約11〜32年約248年

※計算の期間は、太陽〜火星が1960〜2009年、木星・土星が1900〜2099年、天王星〜冥王星が1801〜2198年です。冥王星の平均は、一巡りの約248年を12で割った値です。

月は大まかに「2日半ほど」と言うこともあります。この記事では、計算した平均の約2.3日で書いています。

見落としやすいのが水星と金星です。公転は水星が88日、金星が225日ですが、地球から見ると2つとも太陽の近くを離れません。そのため星座の一巡りは、太陽と同じ約1年になります。

金星は126日、火星は235日も同じ星座にいることがあります。これは逆行(地球から見て後ろへ下がるように見える動き)があるからです。

太陽から冥王星まで10天体が1つの星座にいる平均の期間を並べた図。月の約2.3日から冥王星の約21年まで大きな差がある
1つの星座にいる平均の期間(天庵の計算)

個人天体・社会天体・世代天体の3つの分け方

10天体は、よく次の3つに分けられます。定番の分け方ですが、区切りは書き手によって多少違います。

  • 個人天体(太陽・月・水星・金星・火星):一人ひとりの性格や好みを読む星
  • 社会天体(木星・土星):社会の中での伸び方や責任を読む星
  • 世代天体(天王星・海王星・冥王星):同じ時代に生まれた人たちの背景を読む星

土星は社会天体ですが、同じ学年の2人の星座が揃う確率は82.0%と高いです。そのため、世代に近い星として読まれることもあります。

人生の時期ごとに天体を当てはめる「年齢域」という考え方もあります。ただ、区切りの年齢に公的な基準はなく、本によって違います。天庵は年齢の表を載せず、考え方の一つとして紹介するにとどめます。

目的から引く|恋愛・話し方・仕事は、どの天体を見る?

いま知りたいことを、左の列から探してください。次に読む記事まで1行で分かります。

知りたいことまず見る星次に読む記事
自分らしさ・表の顔と本音太陽・月太陽星座と月星座の組み合わせ144通り
気持ちの動き・安心のしかた月月星座別の性格一覧
どんな恋をするか金星金星星座でわかる恋愛傾向
どう近づくか・何に怒るか火星火星星座でわかる行動力と怒り方
惹かれ合う二人か金星と火星金星と火星のアスペクトで見る相性
相手のどこに好意が向くか太陽と金星太陽と金星の相性
話が合うか水星水星星座でわかる話し方と考え方
気持ちが通うか月どうし月星座の相性
伸びやすい分野・今の流れ木星木星獅子座とは
長く続けること・節目土星サターンリターンとは
世代の違い天王星・海王星・冥王星世代の星と生まれ年の早見表
星座の性格を動かす星守護星守護星とは
仕事での役割・働き方天体だけでなくハウスもMCとは・6ハウスとは

仕事の行だけハウス(人生の分野を12に分けた部屋)が入るのは、働く場面は天体だけでは読みにくいためです。

なお、お金や仕事の決定、健康のことは、占いで決めないでください。星は考えるきっかけとして使い、判断はご自身の状況をもとになさってください。

速さで分かること|遅い星ほど、同じ学年で揃う

大まかには、動きが遅い星ほど、近い時期に生まれた人は同じ星座になりやすくなります。同じ学年の2人が同じ星座になる確率を、10天体で計算しました。

天体同じ学年の2人が同じ星座になる確率1日のうちに星座が変わる日の割合
太陽8.3%3.3%
月8.4%43.9%
水星11.6%4.1%
金星12.1%3.5%
火星19.0%1.9%
木星61.9%0.4%
土星82.0%0.2%
天王星91.0%※0.1%
海王星94.3%※0.1%未満
冥王星92.9%※0.1%未満

※学年は4月2日〜翌年4月1日生まれで、毎日の正午(日本時間)の星座で数えました。太陽〜土星は1960〜2008年度の49学年、※の3つは1950〜2025年度の76学年です。右の列は1960〜2009年の18,263日で数えました。

太陽から冥王星まで10天体について、同じ学年の2人が同じ星座になる確率を並べた棒グラフ。火星の19.0%から木星の61.9%へ大きく上がる
同じ学年の2人が同じ星座になる確率(天庵の計算)

太陽から火星までは、同じ学年でも2割に届きません。ところが木星で61.9%に跳ね上がり、土星は82.0%、外側の3つは91〜94%まで揃います。火星と木星の間に、大きな開きがあります。

同級生と比べて違いが出やすいのは火星まで。木星から先は、同級生と共有しやすい星と言えます。

生まれた時刻が分からないと読めない?

生まれた時刻が分からなくても、10天体の多くは読めます。表の右の列のとおり、1日のうちに星座が変わる日は、月を除けば5%未満です。

1960〜2009年の毎日で確かめると、10天体すべての星座が生年月日だけで決まる日は48.9%でした。月を除いた9天体なら86.9%です。決まらない日のほとんどは、月が原因でした。

一方、アセンダント(生まれた瞬間に東の地平線にあった星座)とハウスは、時刻が分からないと決められません。

天庵式相性指数で使う5天体と、使わない5天体

天庵式相性指数は、二人の相性を5つの軸で読む天庵独自の指標です。生年月日から点数を出すときに星の位置を見るのは、10天体のうち5つです。

使う5天体:太陽・月・水星・金星・火星

軸生年月日で診断するときに見る天体
太陽星座の調和二人の太陽
月星座の共鳴二人の月
金星-火星の引力一方の金星ともう一方の火星(両方向の平均)
コミュニケーション適合二人の水星
長期安定度太陽どうしと月どうしの平均

この5つには、相性を読みやすい点が2つあります。

  1. 人による違いが出る:同じ学年で星座が揃う確率は8〜19%で、同級生どうしでも差が出ます
  2. 日々の関わりに直結する:気持ち・惹かれ方・話し方は、二人の毎日にそのまま表れます

太陽星座が同じ二人でも、月や水星が違えば、安心のしかたや話し方は変わります。太陽だけでは読めない部分を、残りの4つが補います。

使わない5天体:木星・土星・天王星・海王星・冥王星

この5つの位置は、点数に入りません。今回の計算で言えるのは、どれも同じ学年で揃いやすいことです。木星は61.9%、土星は82.0%、外側の3つは91.0〜94.3%でした。多くの人で揃う項目は、二人の違いを映しにくくなります。

ただし、木星の61.9%は揃いきった数字ではありません。数字で線を引くなら「火星と木星の間」になる、というのが正確なところです。木星・土星についてのこの説明は計算から言えることで、指数を設計したときの理由と言い切るものではありません。

土星は、点数とまったく無関係ではありません。点数の表では、山羊座・水瓶座(古典の守護星=星座を受け持つ星が土星)を、双子座・乙女座(水星)と同じグループで扱います。この4星座どうしは、月の軸が1点下がります。木星は射手座・魚座の守護星ですが、守護星を理由に点数が動く場面はありません。

また、年の離れた二人なら、使わない5天体の星座にも差が出ます。使わないのは二人を比べる物差しとしての話で、意味がないという話ではありません。木星ののびしろや土星の積み重ねは、一人の歩みを読むときに頼れる星です。

アセンダントとハウスは点数に入れない

天庵式相性指数は、アセンダントとハウスを点数に入れていません。出生時刻も、点数の計算そのものには使いません。

二人の組み合わせを実際に試すなら、無料の相性診断があります。「生年月日で診断」は5天体の星座で、「星座で選ぶ」は太陽星座だけで点数を出します。度数の角度は見ません。「生年月日で診断」では時刻を任意で入力でき、生まれた日のうちに月などの星座が変わる方の星座を決めるためだけに使います。無料で、会員登録やメールアドレスの入力もいりません。

※天庵式相性指数は、西洋占星術の要素を独自に数値化した指標です。実際の人間関係や相性を断定するものではありません。

10天体はどこから読む?初めての順番

天庵のおすすめは、次の順番です。決まりではないので、気になる星から始めてもかまいません。

  1. 太陽:まず、自分の軸を一言でつかむ
  2. 月:表の顔と本音の差を見る
  3. 知りたいことの星:恋愛なら金星・火星、会話なら水星
  4. 余裕があれば木星・土星:長い目で見る話に広げる
  5. 世代の星:同世代や、年の違う人との背景を見る

10天体の星座は、ホロスコープを作るサイトやアプリで調べられます。月・金星・火星の星座を調べる手順は星座の調べ方に、ホロスコープの作り方と図の読み方はホロスコープとはにまとめています。

図を見て、同じ星座に星が固まっていたらステリウムを、星どうしの角度が気になったらアスペクトを読んでみてください。

10天体のQ&A

Q. 10の天体は何ですか?

A. 太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星です。

Q. 占星術の天体に「悪い星」はありますか?

A. 天庵は、悪い星として読む必要はないと考えています。土星や冥王星は重く語られることもありますが、積み重ねる力や本気で向き合う力とも受け取れます。読み方の一例は、太陽と冥王星のアスペクトにあります。

Q. キロン・リリス・ドラゴンヘッドは10天体に入りますか?

A. 入りません。10天体は太陽から冥王星までの10個です。リリスとドラゴンヘッドは、別の記事で解説しています。

Q. なぜ冥王星は準惑星なのに数えるのですか?

A. 天文学の分類と、占星術の数え方は別のものだからです。占星術は地球から見た空の動きを読むので、惑星ではない太陽と月も数えます。冥王星も同じように、読む星として残っています。

まとめ|10天体は、知りたいことから1つ選ぶ

  • 10天体を全部覚えなくても、ホロスコープは読み始められる
  • 速い星ほど人による違いが出やすく、遅い星ほど世代で揃いやすい
  • 恋愛なら金星、話し方なら水星のように、知りたいことから1つ選ぶ

最初の一覧か、目的から引く表から、まず1本だけ開いてみてください。ほかの言葉は用語集から探せます。

この記事は西洋占星術の一つの読み方です。最終的な判断はご自身でなさってください。

参考・計算について

  • 公転周期(水星88.0日・金星224.7日など):NASA「Planetary Fact Sheet」
  • 冥王星の分類:NASA「Pluto」
  • 星座の位置と滞在の期間:天庵の計算(PyEphem)を、NASA JPLのHorizonsの天体暦で確認。10天体の星座を1960〜2009年の毎日の正午(日本時間)で比べ、違ったのは冥王星の1日だけでした(星座の境目のごく近く)
  • 星座は春分点を基準にした区切りで、時刻は日本時間です
  • 海王星の一巡り(約165年)は、天庵の計算とNASAの天体暦による値です
  • 最終更新:2026年11月
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